わが子の健やかな成長を慶ぶ『七五三』。
最近では本来の意味合いを知る親は少ないとは思いますが、そんなことは関係なく(笑)、家族にとって大切なお祝い行事のひとつですよね。
とは言え、子どもの性別や年齢によって準備が違ってくるので、ママは大変ではないでしょうか?
そして、さらにそんなママの頭を悩ませるのが…『義理の親を呼ぶか?呼ばないか問題』
今回は、その『義理の親を呼ばないといけないの?…(心の声「呼びたくない…」)』ママに向けて、綴ります!
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七五三に義理の親を呼ばないといけないの?
単刀直入にというか、率直に言うと、親も義理の親も『呼ばないといけないことはありません!』
というか、昔から『親を招待する』『親を呼ぶ』というしきたりはないようです。
最近の若いママたちの中には「え?家族だけでやればいいんでしょ!」と、七五三に親を呼んで一緒に祝う、という考えがない方もいます。
そもそも…『親を呼ばないといけないの?』と思ってるということは、普段から義理のご両親との折り合いがあまり良くないのではないか、と簡単に推測できます。
そんな関係の中で、お宮参り、写真、お祝いの会食…など、ほぼ1日仕事の七五三の間中、義理のご両親と一緒に過ごすなんて、ママにとっては憂鬱(ゆううつ)ですよね。
義理の両親が遠方に住んでる場合、自宅に宿泊…なんてことになったら、さらにツラい…。
例えば、義父母が『会食代はもつよ』とか、晴れ着や諸々の準備代を負担してくれる、と言ってくれるのなら、まだ考える余地はあるかもしれないですけど、そうでなければいくらお祝いとは言え、出費がかさむことは避けたいものです。(おそらくはお金のことより、ママの心情の方が大きい理由でしょうけど。)
特に、3歳男女や5歳男の子は…慣れない晴れ着に慣れない神社、慣れない神主さんがいて、意味の分からない祝詞(のりと)を長い時間、聞かされて…予想外に愚図る可能性、ありますよね。
そうなると、わが子がちゃんとできないことを義理の親にナニか言われるんじゃないかって余計な想像をしてしまい、ママとしては気が滅入ります。
家族だけなら…どんなに愚図ってもそこまではない、ですよね。
普段はよく笑う子なのに、写真スタジオで全く笑わず…
今みたいにスタジオの方が笑わせてくれるような工夫はほとんどなかったから、ムスっとした写真ばっかりで。
まぁ、笑ってるのが2、3枚しかなくて、アルバムにするために選ぶのがめっちゃ楽でしたけどね…(笑)
七五三に義両親を呼ばなくても納得する対応策は?
七五三は『親を呼ぶ』というしきたがあるわけではないから呼ばなくてもいい…とは言っても、義理の親の性格やだんな様の言い分などもあって、おいそれと『七五三は家族だけでやります!』とは言いにくいですよね。
では、親を呼ばないで済む方法はないか考えてみましょう。
何よりも、まずはだんな様を味方につけるのが先決だと思います。
仮に「それは僕の両親に申し訳がたたない…」とだんな様が言ってるとしたら、そこはママの『家族だけでしたい』という気持ちを素直に話すようにしましょう。
できたら義理の親との窓口という立場を買って出てくれるといいですよね。
①ママの実親も義父母も呼ばない…と宣言する
もう正直に、特に『家族だけでしたい』とだんな様に言ってる場合は、これがイチバンわかりやすいし伝わりやすいですよね。
どちらの親も遠方なら、案外すんなり通るかもしれないですね。
このとき気を付けたいのは『お父さん、お母さんも大変でしょうから…』なんて相手を気遣ってる風に断らないことです。そうなると『私たちは大変じゃないのよ!』とか言われてしまい、結局呼ばなくてはいけないことになります。
ここは頑張って『家族だけでやります!』と宣言しましょう。(してもらいましょう。)
※ママのご両親には正直に話して理解してもらえたらいいですね。
②七五三を早めの平日に急にやる
最近は、『11月15日』や『大安』にこだわらずに七五三をやるケースも増えてますよね。(11月15日を過ぎてからで)
なので、特に夫婦共働きの場合などは、9月10月の平日にやってしまうのも手です。若いご両親なら、ご自身もまだ現役で働いてらっしゃる方も多いですし、平日にお休みが急に取れない場合など有効です。
最近はその家族を晴れ着に着替えるところからお宮参りまで、1日かけて七五三の写真を撮るそうです。(前撮りの必要もないし、自然な表情が撮れると喜ばれるらしい)
『大人気カメラマンさんの予定と会うのがこの日しかない…』という手も使えるかも(¬ω¬)
③とにかく仕事が忙しくて事前に決められない…と白を切る
孫の行事には参加して当然ぐらい思ってる義理のご両親だと、早ければ10月ぐらいから「七五三は、いつやるの?」と聞いてきそうですもんね。
そんなときは、この『とにかく仕事が忙しくて、まだ日程が決められないんですよぉ』と白を切るのもありです。
もちろん、だんな様のお仕事が忙しい…ということにするワケです。
そして、この時は『大安』にこだわるのもありですよね。
「昨日、急に休みが取れて丁度大安だったので、七五三やりました!」と報告できますから。
④七五三を仲良しの友だちと合同でする
この際、これまでの慣例とかしきたりとか一切無視して(笑)、仲のいいお友達と合同で七五三をやってみるのはどうでしょう。
※きっとママ友の中にも『義理の両親を呼びたくない』って思ってるママはいるハズ!
会食もいつものファミレス、とか、レンタルスペースとかを借りてケータリングで、とか。
服装も晴れ着…だと汚しちゃいけないから、着替えてから食べようね、とか。
(晴れ着は前撮りしておいてもいいですよね。)
その方が子どもたちもうれしい…かもしれないですね。
でもいづれにしても…事後報告は必要だと思います。
写真が出来上がるのを待つよりも、その日の夜とか、早めの方がいいかも。
『私たち夫婦の気持ちを尊重してくださって、ありがとうございます』って感謝の気持ちも伝えることも忘れずに!
七五三に義理の親を呼ぶメリットは?
呼びたくない…と思ってるママにとって、七五三に義理の親を呼ぶメリットはひとつしか思い当たらないのではないでしょうか。
ズバリ、お金、ですよね。
それがご祝儀という形なのか、初穂料や会食代などの当日支払うお金なのかはわかりませんが、本当は『七五三に義理の親を呼びたくない!』と思っているママにとっては、これぐらいしかメリットはないでしょう。
七五三にかかる費用の概算は、初穂料5,000~10,000円、晴れ着レンタルは男の子で20,000~30,000円、女の子だと20,000~50,000円、記念撮影代30,000~50,000円、会食代5,000~10,000円が人数分…
最低でも家族3名で60,000円かかる計算です!
家庭によっては、七五三の子どもがひとりではなく、2人、3人となる可能性もありますから、そう考えると100,000円越えは免れないのです。
少しでも援助してもらえるなら…呼ぶもアリかもしれないですね。
理想的には『お金は出すけど、口は出さない(参加しない)』ですが、もし義理のご両親がそんなご両親なら、ママもきっと『呼びたくない』とは思わないかもしれないですね。
『お金は出さないけど、口は出す』のパターンだからこそ、呼びたくない…んだと思います。
チラシとかに載せてるのは最低料金だから、アルバムを少し立派なモノにしようとすると追加料金、枚数を増やすと追加料金、ミニーと一緒に撮るには追加料金、やっぱり実家と義実家にもアルバムは渡したいから3冊に増えて追加料金…
だってわが子がかわいーんだもん(笑)
今は大手スタジオチェーンなんかの七五三撮影パックもあるので、もう少し料金もわかりやすいのかなぁ。
七五三に親を呼ばないといけない?義両親を呼ばずに済む4つの対応策、おわりに
最初にも書いた通り、七五三はわが子の健やかな成長を慶ぶ行事です。そりゃ、一番いいのは…たくさんのみなさんにお祝いしてもらうことなんだと思います。
でもそれはわかった上で、ママは『義理の親を呼ばずに済むならそうしたい』んですよね。
それはきっと今までのいろんな義実家との出来事が、ママをそう思わせているんだと思います。(ただの人見知りじゃないですよね。)
これから先の義実家との関係や嫁としての立場とか考えて、ココで我慢して七五三に義理の親を呼ぶ…という選択をすることも難しいぐらい、ママはイヤなんですもんね。
わが子の晴れの日である七五三、ママが義理の両親に気を使って楽しめなかったり、機嫌が悪くなるのは、ナニより子どもにとってかわいそうです。(中には、そんな雰囲気になりそうなことがわかってるだんな様が『呼びたくない』と言い出すケースもあるようですけど…)
孫の成長を陰ながら見守ってくれる祖父母…が増えたらいいなぁと思います。
いや、その前に自分がおばあちゃんになることなんて想像したくない…し。
あ、うちの子たち(特に長男)には、彼女もいませんけど。(それはそれで悲しい。笑)