最近は11月15日にこだわらずに七五三を行うパパママも増えてきましたね。
実はyucafeの父は神主なんですが…それでも11月に入ってからの土日の神社の混み様は相変わらずで、わが子の成長に目を細めるパパママ、じいじばあばでにぎわっているそうです。
そんな中…今回はYahoo!智恵袋などの質問サイトで時々見かける『七五三に写真だけ撮って参拝しないのは非常識なの?』という疑問に、お答えします。
また七五三の撮影をどこに頼むかによってのメリット、デメリットについてもまとめました。
Contents
七五三で写真だけ撮りたい!は非常識?
年代によって感じ方は違うのではないでしょうか。
年配の方は『非常識』ととらえる方が多いと思います。
他にも、日本の伝統行事を大切にしている人とか、神社関係者とか…(ある意味、私も神社関係者ですが…笑)
『わが子のこれまでの成長を感謝し、これからの健やかに育つように願う』のが七五三ということで…、七五三に写真だけ撮るのは非常識だっ!!!と怒る人は『参拝しないなんて感謝の気持ちが足りないっ!』と怒っているんではないかと思うんですよね。
でも参拝しなくても、七五三じゃなくても…わが子の無事な成長に日々感謝して、これからの無事をいつ何時も祈っているパパやママが大半ではないでしょうか。
そう考えると…それぞれの家庭の事情を優先して、参拝せずに写真だけ記念に残すことも非常識ではないと言えます。
特に最近はママもお仕事をされていて、気が付いたら七五三まで日にちがない!写真だけでも…という場合もあるかもしれないですしね。(じいじばあばに報告するために…笑)
この『七五三を写真だけ撮るのは非常識?』かどうかを気にしてるママって、きっと『七五三の本来の意味』を知ってるから、気にしてるんですよね。⇒七五三の意味や起源はコチラ。
七五三のことをただ単にハロウィンみたいなコスプレをするイベント・・・だと思ってるママなら、写真だけ撮ることに何も疑問はもたないですもんね(笑)
だから、そんな本来の意味もわかっていながらいろんな事情で『七五三は写真だけ残したい』と親が思うなら、それは非常識かどうかを気にする必要はありませんよね。
参拝自体が撮影と同じで七五三の中のひとつのイベントだと思ってるかもしれないしね( ̄▽ ̄)
イベント事として形だけ参拝するのと、意味をわかった上で写真だけ撮る…どちらが非常識か?って話です。
七五三の写真はどこに頼む?
参拝するしないに関わらず、写真はどこでどう撮るのかを考えます。
▶a.写真スタジオで撮る
▶b.個人のフォトグラファーさんに依頼する
▶c.自分(家族)が撮る
の3パターンをお伝えします。
a.写真スタジオで撮る
『七五三 写真スタジオ』でググると、全国展開しているチェーン店から個人経営のスタジオまで、数多くの地元の写真館が検索されます。その中から、条件に合ったスタジオを見つけてください。
ちなみにということで、私のふたりの子どもたちの経験を・・・。
七五三の写真・5才男の子の場合
私が長男(5才)の時に写真スタジオを探した条件は…
・料金(セット料金があるのか)
・着物レンタル、着付けはセットなのか
・着物の持ち込みOKか(初宮参りに実家からもらった着物があったから)
・前撮りの日程は選べるのか
・当日撮りなら着物を着たまま(袴はレンタル)そのまま参拝に行けるのか
という、結構わがままな条件で探して、結果的に近所の個人経営スタジオで当日撮影をしてもらいました。
ここだけの話、スタッフが少なくて、ちょっと子どもに不慣れだった感が満載でした。
まぁ、他のかなりわがままなことにも対応してもらえたので、ありがたかったです。
七五三の写真・3才女の子の場合
長男の時には初宮参り用にもらった着物があったので、『着物の持ち込みOK』で『それも着付けてくれる』ことが大きな条件でした…が、長女の時はその条件はなく、逆に『衣装レンタルの種類が多いところ』を探しました。
ということで
長女(3才)の時に探した条件は…
・料金
・衣装レンタルの種類
・子どもの撮影に慣れていること
と、長男の時の経験も踏まえて(笑)、衣装もふんだんにあって、子どもの扱いになれている若いスタッフが多い全国チェーン展開しているスタジオを選び前撮りしました。
女の子だから、着物だけじゃなくてドレスも着せたり、とにかく衣装を選ぶのもとても楽しかったのを覚えてます。
前撮りだったので、当日は紺色のワンピースをチョイス。こんな感じ↓
b.個人のフォトグラファー(カメラマン)に依頼する
最近は個人のフォトグラファーさんに依頼して、前撮りや七五三当日に同行してもらい撮影するのも流行っています。
特にお子さんが小さいと、ただでさえ慣れない着物を着て、さらに慣れないスタジオ撮影だと普段のかわいらしさが半減してしまうケースもありますが(まさに私の長男がそれでした…)、フォトグラファーさんにお願いすると、最初は硬くてもどんどん自然な動きに対応してくれて色んな表情を見せてくれるようになり、とても自然な写真が撮れるようです。
また写真スタジオだと、兄弟同時七五三の場合は人数分の撮影代がかかってしまいますが、フォトグラファーさんだと同時に撮ってもらえるケースが多いようです。
個人のフォトグラファーさんに七五三の写真を撮ってもらう場合の、メリット、デメリットをまとめます。
・自然な表情を撮ってもらいやすい(子どもが緊張しにくい)
・兄弟姉妹が別料金がかからない
・家族でも撮ってもらえる
・早割りだと結構安い場合もある
・お互いの予定によっては急な撮影や11/15以降の撮影も可能
・料金がピンキリ
・七五三当日は難しい
・着物レンタル、着付けがセットになっていないケースが多い
・野外撮影なので雨が降ると大変
とは言っても…誰に頼んでいいのかわからないですよねってことで、関西圏限定になりますが、yucafeがおススメするフォトグラファーさんをご紹介します!(人気のフォトグラファーさんたちなので、すでに撮影日程が取れない場合もあるかもしれませんが、ご了承ください。)
【大阪】七五三写真のおすすめフォトグラファー①ママトリマス。
授乳フォト、ニューボーン(新生児)フォトのさきがけでもあるのが、このママトリマス。さん。海外での出張撮影実績もあるんですよ。
私が本業で使っている親子写真もママトリマス。さんに撮っていただいてます。
ママトリマス。
ホームページ / ブログ / facebookページ / Instagram
【大阪】七五三写真のおすすめフォトグラファー②地天順子さん
地天順子(じてんじゅんこ)さんは、キッズマッサージや親子料理教室などを経てらっしゃるせいか、ママの優しい表情を逃さないフォトグラファーさんです。
ママ起業家さんのプロフィール写真にも定評があります!
地天順子(じてんじゅんこ)さん
ブログ / facebookページ / Instagram
【大阪】七五三写真のおすすめフォトグラファー③岩見尚子さん
岩見尚子(いわみなおこ)さんは、お子さんの特性を受け止めるフォトグラファーとして『発達凸凹ちゃん100人撮影』という実績をお持ちです。
お子さんの自然な表情を撮るのが、とても得意なフォトグラファーさんです。
岩見尚子(いわみなおこ)さん
ブログ / facebookページ / Instagram
スタジオとは違い、こちらからのリクエストにも応えて下さる場合も多いので、ぜひ問合せしてみてくださいね!
c.自分(家族)が撮る
最近のスマホはめちゃめちゃ高画質ですし、中にはプロ顔負けの一眼レフをお持ちのパパママもいらっしゃるでしょうから、パパとママが交代で撮る…もありだと思います。
1枚ずつのプリントはもちろんですが、最近ではフォトアルバムにするサービスもありますので利用するのもいいですよね。
※『写真 アルバムにする』でググると、たくさん出てきます!
七五三の写真を自分(家族)が撮る場合の、メリット、デメリットをまとめます。
・撮影代がかからない
・子どもが緊張しにくい
・日程が自由
・七五三当日に撮れる
・何枚でも写真、またはアルバムにできる
・パパかママが交代で撮影するので家族写真が撮りにくい(三脚で撮るか、通りすがりの誰かに頼むか?)
・素人感はぬぐえないケースが多い
・一眼レフの場合、荷物が増える
・子どもがわがままを言いだすとカメラマン(パパorママ)の機嫌が悪くなる。笑
・撮影後アルバムにする手間がかかる
七五三の意味や起源
医療の発達していなかった時代は、生まれても幼くして亡くなってしまう率が高く、そのため子どもが3才、5才、7才になった年の11月15日に、これまでの成長に感謝し、これからの健やかな成長を願うという行事として七五三が慣例化しました。
起源は平安時代に宮中での儀式で、3才の男女の髪を伸ばし始める『神置の儀(かみおきのぎ)』、そして5~7才になって初めては袴をつける『袴着の儀(はかまぎのき)』または『着袴の儀(ちゃっこのぎ)』、その後、鎌倉時代には7歳になって着付けに使っていた紐を帯に替える『帯解の儀(おびときの儀)』と言われています。
時代が室町時代、江戸時代と進むなかで、3才の神置の儀は男女のお祝い、5才の袴着の儀が男子、7歳の帯解の儀は女子の風習となりました。
また宮中の儀式だった行事が、武家や裕福な商人たちも執り行うようになり、明治時代以降、庶民のお祝い事として広がり、今の『七五三』という行事が一般化しました。
七五三に写真だけでもいい?神社に参拝や祈祷に行かないのは非常識?、おわりに
最近の七五三は、参拝、写真に加えて、じいじばあばなど親戚も参加しての会食など考えなくてはいけないママも多いようです。
『わが子の成長を感謝しこれからの無事を願う』のが本来の意味なら、親子で家族で笑って過ごせるのがイチバンだと思うんですが、多くのママにとってはそうとばかりも言ってられない事情があるようですね。
ママも子どもたちも楽しく笑って過ごせる七五三でありますように。