2017年に日本テレビ系列でオンエアされていた高畑充希主演ドラマ『過保護のカホコ』をご覧になってましたか?
私は、当時は全く興味がなく見たことがなかったのですが、この2019年夏にハマってしまい…お盆休み2日間を利用して、全10話をauビデオパスで見てしまいました(笑)
ハマった理由としては…高畑充希の演技に感動したこと、竹内涼真が思いのほかカッコ良かったこと、そして何より登場人物の言動やキャラ(特に台詞)が、子育てに役に立つと感じたからです。
これからこの『過保護のカホコ』の台詞を中心に子育てに役立つような考察と、2019年の再放送についてお伝えします。
※台詞は一字一句違わない…わけではありませんので、ご了承ください。
Contents
『過保護のカホコ』第1話かなり大まかなあらすじ
根本家の一人娘カホコ(高畑充希)は超過保護に育てられた21歳の大学生。
朝はママ(黒木瞳)に起こしてもらうことから始まり、着ていく洋服を選ぶこと、食事の準備、お弁当、最寄り駅まで車での送迎…などなど、すべてママ頼みの生活。
さらにママは毎晩夕食後にはカホコの小さい頃のビデオを母娘で鑑賞するほど溺愛しています。
一方、大学4年生のカホコは就活で20社以上受けるも、未だ1社も内定をもらえず…最後の頼みの綱だったパパ(時任三郎)のコネを使っても不合格。
見かねたママが「お嫁さんになって家事をしたり子育てをすることも立派な仕事」と就職よりも花嫁修業をすすめたことで、カホコは就活を諦めます。
そんな中、初(はじめ)くん(竹内涼真)に「お前みたいな過保護がいるから、日本はダメになるんだ」と初めて指摘され、また「お前はなんのために働くのか?」という質問をされるがわからず、逆に初くんに「どうしてなの?」と質問します。
その答えとして「働いたこともない奴にはわかるわけがない。」と言われるがまま、初くんのバイトであるテッシュ配りとピザの配達を手伝うことに。
帰らないカホコを心配するパパとママの気持ちをよそにバイトをやり遂げますが、食切れで倒れてしまい、そのまま初くんとファミレスへ。
その後、お腹いっぱいになってその場で寝てしまったカホコを模写した初くんの絵を見て「こんなの初めて…」「初くんは人を幸せにするすっばらしい仕事をしようとしてるんだね。何があっても絵を辞めないでね…」と興奮気味に初くんにまくし立てると、また寝てしまうカホコ。
初くんは、そんな起きないカホコをおぶって自宅まで送り届けてピンポンダッシュで玄関先に放置。
未読スルー&無断外泊のカホコをパパとママが迎え入れます。
そしてカホコは、カホコの無事な姿にホッとしてへたり込んでしまったママに向かって「なんのために働くのかわかったよ。カホコは人を幸せにするために働きたい。」と告げます。
↓テッシュ配りとピザ屋のバイトをしているシーンの撮影の様子が『過保護のカホコ公式Instagram』にありました。
『過保護のカホコ』第1話の台詞に子育ての神髄を見た!
今回は1話だけの台詞ですが、全10話を通して女性陣のキャラ(カホコママの親族)が子育ての教材にしたいぐらい面白かったですね。
言わずもがなですが、特にカホコママ(黒木瞳)とパパ(時任三郎)のセリフは、教材に使いたい言葉(反面教師的な意味合いも込めて)がいっぱいでメモしまくりでした。
カホコママは過保護?過保護じゃない?
傍から見ると、超超超過保護なママですが…
パパの「俺たちカホコを過保護にしすぎなんじゃないのかな?」という問いに対してカホコママは
と言い切ります。(パパの「えっ?」って戸惑い方が面白かった。)
「あの子に挫折を味わわせたくない」
「どんな危険からも守りたい」
だからやってるだけで、過保護にしてるつもりはないんですよね。
また
「カホコためならいつだって死ぬぐらいの覚悟はある」
というパパに対して、カホコママは
「カホコを守るために私は絶対死なない」
と発言します。
※カホコママはツラい不妊治療の末、難産でさんざん痛い思いをしてカホコを産んだ、という背景があります。
カホコに甘いのはカホコのためではない
カホコを守ることが自分の使命、と確固たる意志があるのがカホコママのスゴイところです。
(傍から見たら『甘やかし』と思われる行為を)決して『カホコのため』ではなく『カホコを守るためにやる』それだけなんですよね。
だからカホコはあんなに素直に純粋にひねくれずに育ってるのではないか…と思ったワケです。
同じ過保護(甘やかし)でも…
同じ過保護(甘やかし)でもカホコママが、もし世間体や人の目を気にしてカホコのいろんなことを先回りして失敗しないように過保護にしてたとしたら…
カホコは大学でひとりで堂々とお弁当を美味そうに食べることはない!と思うんですよ。
(ボッチで食べてたらどう思われるかな…とか人の目を気にしてない証拠ですから。)
もちろん途中で、カホコママも世間体や親戚一同の目を気にする発言もしますけどね。
過保護のカホコ第1話パパの台詞に子育ての神髄を見た!
そして、第1話で無断外泊のカホコの行方を心配して探している時、カホコパパがママに言うこのセリフが…私は子育ての神髄だと思ってます。
カホコパパ、大正解!!!
それだよね、ソレ!
いろいろといらん心配したくなるけど、『うちの子、大丈夫!』って思って信じる!
と口では言えるし頭ではわかっちゃいるけど、なかなかこの『信じて待つ』『見守る』って難しいワケです。
『うちの子、大丈夫!』そう思えるには…
では『うちの子、大丈夫!』って思えるために必要なことってなんでしょう?
実は1話の最後にそんなシーンが出てきました。
玄関に放置されたカホコをパパがリビングのソファに腰掛けさせると目が覚めます。
そしてカホコママが
一体ナニやってたの!散々心配かけて…
(カホコママへたり込む)
(カホコを抱きしめながら)
あー良かった、帰ってきて…あなたが死んだらどうしようかと思ったんだから…
抱きしめる、という行為
言葉も大切です。プラス、気持ちのままに抱きしめてるんですよね。
コレです!コレ!
この『抱きしめる』行為は言葉よりも雄弁に気持ちを伝えます。
言葉だけで伝えようとするから、本当の気持ちが伝わらないんです。
そして…「うちの子、大丈夫!」と思えるようになるために、この『抱きしめる(抱っこ)』『触れる』って必要なんです。
過保護のカホコ、再放送はいつ?
2019年10月(毎週水曜 22:00~)スタートの高畑充希さん主演ドラマ『同期のサクラ』放送記念ということで、『過保護のカホコ』の再放送が決まりました!
日テレプラス『過保護のカホコ』再放送!
『過保護のカホコ』
■2019/12/1(日)11:00~10話一挙放送
■2019/10/2(水)スタート、毎週(月)~(金)15:00~
スペシャルドラマ『過保護のカホコ2018~ラブ&ドリーム~』
■2019/12/1(日)20:20~
■2019/10/16(水)15:55~
詳しくは、日テレプラスをご覧ください。
関西の読売放送『過保護のカホコ』再放送!
2019年8月29日(木)から関西の読売放送で『過保護のカホコ』再放送が始まりました!
■第1話■8/29(木)10:25~
■第2話■9/4(水)10:25~
■第3話■9/5(木)10:25~
■第4話■9/10(火)10:25~
■第5話■9/11(水)10:25~
■第6話■9/12(木)10:25~
■第7話■9/17(火)10:25~
■第8話■9/18(水)10:25~
■第9話■9/19(木)10:25~
■第10話■9/24(火)10:25~(最終回)
『過保護のカホコ』再放送はいつ?第1話の台詞で子育て考察!おわりに
まぁ、でも…既読にならない無断外泊は…そりゃ心配ですよね。
私の子どもたちも、そんなことをしでかしそうな年齢になってきたので、覚悟はしてます(笑)
(普段めっちゃ優しい父が玄関で仁王立ちしてた姿は忘れようにも忘れられない…)
そして…いつも『親に甘えてナニが悪い!』『親に甘えられないことは子どもにとって一番の不幸』と私は言ってるワケですが…
この『過保護のカホコ』はフィクションだと重々承知の上で言わせていただくと…
過保護で育ってもカホコみたいな人なら、人としては全く問題ない!
逆に、厳格な家庭で育った人の方が人として問題を抱えて、事件を起こしてるケースの方が多い!
のではないでしょうか…。
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