今では、かのWikipedia(ウィキペディア)にも掲載されている語句である『ママ友』。
2011年には『名前をなくした女神たち』という、ママ友問題を取り上げたドラマもあって(私は見てないけど)…何かとドロドロしたり、ギクシャクしたりの印象の方が先にたち、中には『ママ友ってメンドクサイ』と言っている孤高なママがいるのも事実です。
ママ友ができたらできたでメンドクサイのはわかってるけどそこまでは言い切れなくて、でもなかなかママ友が作れない、ママ友がいない、これって子どもにも影響しちゃうの?って不安を感じてるママ、どうしてもその状態を解消したいママに、yucafeの子どもたちの幼稚園時代6年間のハナシを中心にお伝えしたいと思います。
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長男の幼稚園時代・ママ友がいたとき、いないとき
長男が幼稚園に入園したのは2002年。
下の娘が生後半年ぐらいで、スリングで抱っこしながら送り迎えをしてました。
歩いて3分(大人の足で)の幼稚園でしたが、転勤族ということもあって…入園式の日には知ってるママは全くいない状態でした。
なんと…クラス発表を貼り出している紙に、わが子の名前がなかったのだっ!!!
今の私なら烈火のごとく激怒りする事例だと思われるが、その時はあまりの緊張に怒ることも忘れてた。
わが子がわらってくれてることだけが、心の支えだった・・・。
今、思い出して腹が立ってきた…(;`O´)o
長男が幼稚園時代のママ友事情
そもそも人見知りもしちゃう私だったので、自分から誰かに声をかけることもなく…とは言っても毎朝幼稚園に連れて行く時間がだいたい一定になってくると、同じような時間帯に送ってくるママとは顔見知りにはなってました。
そのうち…クラス懇談会とかもあり、少しずつ顔と名前も一致し、子ども同士が仲良くしている場合などは、自然とその子のママと話しもするようになっていました。
お友達の家で遊ぶときのしきたり…
その仲良しのお友達は次男くんで上のお子さんのときからその園に通っていたので、そのママはすでにかなり有名なママだったよう。(確かに背もスラっとして顔もキレイなモデルのようなママだった…)
家も園から近くて、園が終わってから週に何日かはその子の家に集まって遊んでいるような感じでした。
で、めでたく、うちの長男も遊ぶ約束をしてその家に行くことになりました。
送っていくと『どうぞー』と言われて私もリビングに通されるわけで…そのままリビングですでに遊びにきている子ども達を眺め、たまに仲裁に入り(←これがメンドクサイ、どう見てもわが子は悪くないのに「謝りなさい」と言ってしまうママだったので…笑)、そんな日々がしばらく続いて、初めて早めに連れて行ったある日…他のママが子どもを連れて来て、玄関先で…
と、そのまま帰ってしまったではないですかっ!!!
と、そこで初めて知るわけです。
もちろん、それが『しきたり』と云うワケではないことは後々わかるんですけどね。
でも、何もかもが初めての私にはとまどうことばかりでした。
その日は突然やってきた『私、呼ばれてない…』
前出のママとは、下に同じ年の妹がいることもあって、割と仲良くさせてもらってましたが…他のママたちとすっきり『ママ友です』と言えるほどのお付き合いができていたか…と言えばそうでもない日が続きます。
もともと立ち話やウワサ話、長話をだらだらするのも好きではなかったこともあるし、下の娘もまだ生後数ヶ月で他のママと同じように動くこともできなかった…ということもあって、参観や保護者会あとのランチとか、誘われても行くときと行かないときが半々だったんですよね。
そして…ついに…私にとって、めっちゃショックな出来事が起こります。
年中も残り少なくなってきたころ、上にでてきた仲良しのお友達が急に転園してしまうことになり、そのお別れ会が開かれたんです。
でも、それを私が知ったのはお別れ会があった次の日、登園したときでした。
そのお別れ会を提案したらしいママから…
と、悪びれもなくそういわれたんですよね。
しかも仲良くしてくれてるママのお別れ会なのにぃ(T_T)
と思いながらも『そうだったんですね~』としか言いようがなく。
私のそのときのショックは結構あとあとまで尾を引き『こんな思いをするぐらいならママ友とかいらない…』と思うようになり、それまで以上に『ママ友を作る』ことに消極的になりました。
(もちろん、話しかけられたりしたら普通に笑顔で話してましたよ。)
ママ友がいないことで困ったこと
ここでは私の経験上でママ友がいないことで困ったことをお伝えします。
ママ友がいないことで困ったこと①〇〇くんちに遊びに行きたい
私にママ友がいなかったことで、一番困ったことと言えば子どもに
と言われたとき。
〇〇くんの家を知らないし、その子のママとしゃべったことがない、今のようにLINEもないので、クラスの連絡網を使ってまで連絡したくもない(笑)
「連絡先知らないし」(これは年長になると連絡網の存在を知って使えなくなる)
「(連絡したフリをして…)今日は遊べないって〇〇くんママ云ってるよ。」
とか言ってごまかしたことが多々( ̄▽ ̄)
だから〇〇くんちに行く代わりに、いつもは行かないちょっと遠めの公園に連れて行ったり、いつもは買わないおやつを買いにスーパーに連れて行ったり…長男の気を紛らわす努力はしてましたね。
ママ友がいないことで困ったこと②イレギュラーな連絡が来ない
その当時はまだLINEがなかったので、正式な連絡はもっぱらクラス連絡網を使った電話連絡でした。(しかも携帯と黒電話が混在。笑)
なので、園からの正式な連絡は時間はかかったとしてもちゃんと回ってきてました。
ただ…回ってこないのがイレギュラーな連絡。
そんなに多くはなかったですが、行事などでどうしても必要というワケではないけど…的な連絡があった場合はほとんど連絡は来なかったですね。(当たり前ですけどね。笑)
ママ友がいないのは子どもへの影響はある?
ママ友がいなくてもママは平気、いや、なんなら『ママ友メンドクサイからいらない』って思ってるママでも『でも子どもがかわいそうかも…』なんて思っちゃうかもしれないですね。私も多少、そう思ってました。
ここでは、ママ友がいないことが長男へ影響したかどうか?をお伝えします。
現在、ハタチを過ぎた長男ですが…
幼稚園当時、私にママ友がいなかったことが影響したかどうか?という質問に対しての答えは…
です。
確かに、上のように「〇〇くんちに遊びに行きたい」と言われてもそれをかなえてもらえなかった長男はさみしそうだったし、年長ぐらいになると「昨日はみんなで遊んだんだって…」とさみしそうに言われることもありました。
でも幼稚園にいる間はみんなと楽しく遊んでるし、公園で会う同年代の子どもたちとも仲良く遊ぶこともできました。
だから、私にママ友がいないことでわが子に影響は全くなかった…と思ってます。
どんなにお友達と楽しく遊んでも、家でママが笑ってないなら、子どもにとったら本末転倒ですからね。
子どもへの影響、と言えば…
幼稚園に入る前の話ですが、長男が3才のとき、だんな様の仕事の都合で半年ぐらい違う土地で暮らしたことがあるんです。半年たったら元住んでるところに戻る予定だったので、私はママ友を作る気が全くなかったんですね。
そうすると…それまでは公園などで知らない子にも普通に話しかけてお友達になってた長男が、自分からは全く話しかけずに遊ばなくなってしまったことがありました。(私にべったり…( ̄▽ ̄))
今考えると、やっぱり私の『ママ友を作る気がない』というのが伝わってたのかなぁ…と思います。
長女の幼稚園時代・ママ友はいたけど…
長男が無事卒園してから2年後、長女が長男と同じ幼稚園にプレ(2才)からお世話になりました。
長男が通っていたこともあり、先生も顔見知りで私の気持ちもかなりラクになってましたし、プレは人数が少なかったこと、ひとりのママがとてもフレンドリーな方でみんなを上手にまとめてくれたことなど、私も『ママ友』の一員と言えるぐらいの関係性ができました。
その後、年少→年中→年長と進みますが…年中の途中から、私が自営で仕事を始めます。
その頃から今度は私の予定が合わずに、なかなかママ友たちとの集いに参加できなくなってきました。
それに伴い長女は長男のときにはまったく利用したことがなかった延長保育に行くことが多くなり、園が終わってからお友達と遊ぶ機会もめっきり減ったのでした。
幼稚園にママ友がいない、メリットとデメリット
私が約6年間、わが子の幼稚園に関わっていて『ママ友がいないメリットとデメリット』、これは多分にママの性格にもよると思いますが・・・
私が考えるメリットは、これに集約されると思います↓
です。
上にも書きましたが、私は世間話やダラダラと続く話があまり好きではありません。
なので、その類の会話に巻き込まれてしまうと全く楽しくなく、かといって『ではお先に…』と言ってその場を後にする勇気もなく、結局、最後までいて『時間の無駄』をわずらわしく思ってしまうのです。
(ランチ代やお茶代も無駄だった…という意見も聞いたことがあります。)
他にも『〇〇くんママと一緒にいると▲▲くんママのご機嫌を損ねてしまって…』みたいなママ友カーストみたいな話や、『ダレとダレは本当は陰では悪口言い合ってるのよ』的なウワサ話に巻き込まれてしまうこともありませんでした。
デメリット…と言えば、上にも書いたわが子のさみしそうな顔を見ること…かなぁと思います。
私自身のことで敢えてデメリットを探すなら『時間を持て余すこと』ぐらいでしょうか。
例えば、参観などでスタート時間よりも早く行ってしまったときとか、他のママたちはぺちゃくちゃおしゃべりに花を咲かしているときに、誰ともしゃべらないので(笑)
でも今なら、スマホという強い味方がありますから、時間を持て余すこともないかもしれないですね。
アンケートで半数が『ママ友はいない』と回答!
ママ友がいないのは私だけでは…そう悩むママも多いようですが、レタスクラブニュースが2019年2月に「ママ友に関するアンケート」を実施したところ、回答数1481件のうち53.9%のママが『ママ友がいない』と回答、『ママ友がいる』の46.1%を上回る結果になりました。
またその中で『ママ友がいる』と答えたママ681人のうち23.6%に当たる161人がママ友について『悩みがある』と回答、約4人に1人が悩みを抱えていることがわかりました。
具体的には『我が家の夕食時間になっても帰らない』『ママ友の仕事が遅いため、送り迎えをお願いされる』など不満を感じつつも子どものために我慢している、という悩みが多く寄せられました。
他の質問では「間接的にママ友のトラブルを見聞きした経験はありますか?」に対し、22.1%のママが「ある」と回答、約5人に1人が経験してるようです。
具体的な内容では、『子ども同士が喧嘩して、親も仲が悪くなった』『悪口を言ってる』『言われている』のような、子ども同士のけんかが親にも飛び火したケース、また、『ウワサ好きのママ友に“別のママ友に言わないで”と言った話が、ほかのママ友に伝わっていて信用できなくなった』などが回答にあったようです。
ほかには『クラスのママでグループLINEを作ったら誘われなかったママがいて、そこから園を巻き込んでの騒動になった』など、現代ならではのトラブルもあるようです。
『ママ友がいない!』状態を解消するには…
メリットデメリットを考えたうえで、またアンケート結果も見たうえで…
というママもいらっしゃるでしょう。
ということで、幼稚園でママ友がいない状態を解消する方法も考えてみました。
①クラス役員、本部役員になる。
②(勇気を出して)自分から話かける。
③園の子が多く通っている習い事、塾などに入れる。
①クラス役員、本部役員って園によっては、すでにガッチリメンバーが固定されてる感のある場合もありますが、そうでもない場合は立候補するとかなり喜ばれますよね。(みんななりたがらないから…)
②やっぱり自分から勇気を出して話しかけてみる!のがイチバンかと。
『話しかけにくい…』と思ってるのは自分だけではなく、向こうも同じように感じてる可能性もあります。だったら…自分から話かけてみると案外楽しく話すことができるかもしれないですよね。
③園以外でママ友を作ることも考えてみるといいですよね。地域の習い事や塾なら園が同じという可能性も上がります。そうすると園でも顔を合わすこともあるでしょうから、幼稚園にママ友がいないという状態は解消されます。
スイミング、体操教室、そろばん塾、英会話教室など、先生と1対1で教えてもらうところではなく、多人数で教えてくれるところを探してみてはいかがでしょうか。(園が提携して園内で開催する習い事もありますよね。)
ママ友がいない【幼稚園篇】子どもに影響は?メリットと解消法について、おわりに
小学生になると、ママが参加する行事は極端に減るし、何より毎日の送迎がありませんので、自然とママ友と顔を合わすこともなくなってきます。
さらに下の子がいない場合など仕事を始めるママも多くいるので、ママ友がいる、いないで悩むこともはかなり少なくなってくるでしょう。
これを読んでくださってるママの多くが幼稚園ママだと思いますが、本当に幼稚園時代はあっという間です。
そして、その間ぐらいしか、わが子とべったり一緒に遊ぶ時間をとることはできないハズです。
ママ友がいないことに対して、『恥ずかしい』とか『ツラい』というマイナスな気持ちを感じてしまうこともあるでしょうが、なんのための幼稚園か?を考えたら、わが子が楽しく通えていることがイチバンですよね。
そして、ママが無理してママ友との付き合いに神経をすり減らすことを、子どもたちは望んではいないし、ママ友がいなくても子どもたちはしっかり成長します。
ママにママ友がいようがいまいが、わが子はママが大好きです。
どんなにお友達と遊べなくても、ママが大好きです。
少しでもそんなラクな気持ちになっていただけたらうれしいです。
※小学校、中学校篇はまたいづれアップします!