妊娠は女性のモノ…という考えが一般的だと思いますが…
ちまたで時々話題になる『もし男性が妊娠したら…』的なマンガがあるのを読んだこと、ありませんか?
また実際に世間をにぎわした『男性妊娠のニュース』などを調べてみました。
Contents
男性が妊娠する漫画、その①
【マンガ】もしも妊娠する可能性が男女同等で「どちらにしようかなかみさまのいうとおり♪」方式だったら
yucafeが初めてこの『もしも妊娠する可能性が男女同等で「どちらにしようかなかみさまのいうとおり♪」方式だったら』を目にしたのは、2018年の後半?、facebookで誰かがシェアしたものだったと思います。
しかもまだ最後まで書かれていなくて、今回、初めて全部読んでみました。
なかなかの面白さです。
主人公の山口くんは、後輩の川上さんと軽い気持ちで一夜を過ごしてしまいました。
その直後から神様の気まぐれにより『妊娠は男女平等、神様のいうとおり♪』で決定することになり、山口くんは妊娠してしまいます。
病院で妊娠を告げられるもピンと来ず、日にちは過ぎ、中絶までの期限が明日と迫ります。さて、山口くんはどんな行動にでるのか…
作者はkicoさん
作者のkicoさんは元助産師で、現在は2児の母でいらっしゃいます。
アメブロのプロフィールによると…
・機能不全家族の元で幼少期を過ごす
・助産師を天職と思い働くも20代半ばにうつ発症
・死に物狂いの婚活の結果、優しいだんな様と一男一女をもうける
・下の子出産後、産後うつ発症
ベランダから飛び降りたい衝動に駆られる中、長年向き合わずにいた自分の本心を見つめ直し、優等生の仮面を脱ぎ始める。
趣味の洋裁で子ども達や自分の服を作ったり、
幼稚園のバンドサークルでダンスを踊ったり、
ママさんミュージカルに出演したり、
Instagramで育児漫画を投稿したり、
子どもへの性のお話を漫画にしたり今まで自分で勝手に諦めてきた夢をひとつひとつ取り戻してます♡
≪https://profile.ameba.jp/ameba/nanananahachihachi≫
【漫画・全編】もしも妊娠する可能性が男女同等で「どちらにしようかなかみさまのいうとおり♪」方式だったら
kicoさんはアメブロに記事として、この漫画を掲載されています。
その①~③にお読みください。
その①もしも妊娠する可能性が男女同等で「どちらにしようかなかみさまのいうとおり♪」方式だったら
その②もしも妊娠する可能性が男女同等で「どちらにしようかなかみさまのいうとおり♪」方式だったら
その②もしも妊娠する可能性が男女同等で「どちらにしようかなかみさまのいうとおり♪」方式だったら
一気に漫画全編読みたい方はコチラ。
中絶についての説明がやたらと詳細なのが、作者が元助産師ということで納得です。
このふたり最後がとても誠実なのが救われるポイントなんだけど、そんな誠実なふたりでも『一夜の過ち』を犯すほど、最近の若い子たちは意気投合即…なのかと、ちょっとビックリでもあり…
あぁ私ならバックレる…( ̄▽ ̄)
こちらもおすすめ漫画(kicoさん)
kicoさんのマンガで、こちらもかなりおすすめです。
男性が妊娠する漫画、その②
【漫画】きみは妊娠3ヶ月
こちらも同じように男性が妊娠してしまう漫画です。
主人公はロックンロールで子どもなんてウザいだけという玉木。そんな玉木が妊娠します。
医者から言われた『産休』という言葉に反応し生むことを決意、それまでたばこ、酒など好き勝手やってきた玉木の自由の利かない妊婦生活の中で、これまでの自分を反省したり、お腹の子が生まれてくるのを楽しみにしたり…
作者はオガさん
作者は漫画家YouTuberのオガさん。
2015年には週刊少年チャンピオンで4コマ「はらまき」を連載されていたりもするスゴイ漫画家さんのようです。
【漫画・全編】きみは妊娠3ヶ月
オガさんはwebサイト『はらまき』に漫画日記として公開されてます。
これまでのように自由が利かない、我慢しなくてはいけないことが山のようにあることが少しでもわかってもらえたらいいよね。
そしてやっと人にも優しくできるようになるのかな…。最後のシーンでそれが少し見えますね。
こちらもおすすめ漫画(オガさん)
こちらでは玉木のパートナーのサチが妊娠、出産し、女の子が生まれます。
玉木が『きみは妊娠3ヵ月』で経験したことをチラっと出すのが面白いです。
男性が妊娠する漫画、その他
Wikipediaには男性が妊娠する漫画として、以下が載っています。
・萩尾望都『マージナル』(1985年-1987年)
・魔夜峰央『パタリロ!』(1978年-)
・諸星大二郎『男たちの風景』(1977年)
・山上たつひこ『半田溶助女狩り』
・弓月光『新婚は甘くない』(1972年)
・坂井恵理『ヒヤマケンタロウの妊娠』(2012年-) BE―LOVEで現在連載中。
実際に配信された『男性妊娠』世界のニュースは?
世界で初めて男性で妊娠したとニュースになったのは、2008年アメリカのトーマス・ビーティー氏。
この方はもともとは女性で、2003年に男性としてナンシーという女性と結婚したましたがこのナンシーは病気治療で子宮摘出手術を受けており妊娠できない身体だったことから、トーマス氏は自らの女性生殖器は残していました。のちに匿名のドナーから精子提供を受け人工授精で妊娠したとのことです。
ひげ面で一見するとイカツイ男性ですが…お腹をなでる表情や指は、なんとも優しくて女性…に見えますよね。(本人が望むかどうかはさておき。)
最終的には3人を妊娠出産したトーマス氏、2012年にはナンシーとは別居状態となり、そのナンシーへのストーキング行為で逮捕されています。
世界で二人目の妊娠した男性は…2010年イギリスのスコット・ムーア氏。
この方も元々女性。思春期過ぎに女性らしくなる身体に違和感を持ち、16歳になる頃には家族の理解も得て、男性ホルモン摂取を開始、その後、胸の除去手術はしたが、女性器は維持したままでした。
2005年に元々女性で性転換手術を受けているトーマス(一人目のトーマスとは別人です。)と出会い、一緒に住み始め子どもを持つことを望むようになってきたそうです。
2017年にアメリカのリスタン・リーズ氏が妊娠しています。
この方もトランスジェンダーとのことですね。
流産も経験されてるとのこと。。。
通勤や買い物の際は、ネガティブな感情を抱かれないように、お腹を隠す工夫をしているそうです。
日本の妊婦さんでも最近は電車や公共の場所で嫌がらせをされることがある…と聞いたことがありますから、その工夫は必要でしょうね。
生まれたまんま男性が妊娠…というニュースではないようです。
男性の妊娠や出産は可能?漫画と実際のニュースを検証した結果、おわりに
2017年にはアメリカ生殖医学会で『子宮の移植により男性も妊娠できるようになる可能性がある』と発表があったようです。
ただし「性転換手術をした男性の体へ子宮を移植するのは、解剖学的に不可能ではない。明日にでも可能になる。」とのことで、やはりもともと男性…ということではないようです。
最初の漫画の辺りは、面白く書けてたんてすが…
その後はなんだか、もう…人って欲張りだなぁって。
別にそれが悪いことではないんだろうけど…
手には入らないモノを諦めるチカラというか…
うん、むずかしい( ̄ー ̄)
