突然ですが、お刺身は好きですか?
今回は、最近Instagram(インスタグラム)やPinterest(ピンタレスト)で話題になっている、お刺身の盛り付けで天女やペガサス、ウエディングドレスなどを作ってしまう『お刺身アート』について、ご紹介します。
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お刺身アートを作っているのは素人の2児のパパ
このお刺身アートを作っているのは、愛媛県松山市在住のmikyou(ミキョウ)さん。
このmikyouさん、料理人でもなんでもなくて、普通の会社に勤めている2児のパパさんなんです。
お刺身アートを作るきっかけは家訓
2017年からお刺身アートをInstagramにアップし始めたmikyouさん、きっかけはなんと家訓だったそうです。
うちの家系は男が魚をさばくものだと小さいころから教えられて育ったので、それが当たり前だと思ってました。もう亡くなったのですが、私の父も魚をさばくのが上手で、「女性の手が魚臭くなったり、怪我をしたら嫌だろ?」と言ってました。
≪https://www.oricon.co.jp/special/52703/≫
元々、魚料理は好きで、煮魚やカルパッチョなども作ってらしたとか。そして、家訓通りに小学生の息子さんに魚のさばき方を教えているうちに自分がハマってしまったそうです。
お刺身の捌き方から発展した理由
2017年7月からInstagramに『姿造り』の写真を投稿を始めたがなかなか反応がなく、女性や海外の方など『姿造り』に苦手意識を持った方にも興味を持ってもらえないか、と思案した結果、お刺身アートが誕生しました。
魚の捌き方や盛り付け方は独学
捌き方は、YouTubeを中心にネットで検索。
盛り付けは、Instagramのプロ職人さんがアップしている動画や画像をお手本に練習、最初は、プロの職人さんのフグの薄造りで作っている「鶴造り」を参考にしたそうです。
お刺身アートの作り方は2パターン
mikyouさんの作り方は2パターン!
①盛り付けるモチーフを先に決めてその通りに並べていく
(海外の方にもわかりやすいモチーフにすることが多い。)
②並べていく過程で何かに見えた時にそれを形作っていく方法
捌いてから身を寝かせることで旨みが増すので、その間にアイデアをまとめて盛り付けすると、3日以上かかる場合もあるそうです。
お刺身アートは素人でも作れるの?
素人とは言ってもmikyouさんの場合は上に書いてある通り、魚料理をすることが好きだったとのことなので、それなりに知識もあったんだと思いますが、さてずぶの素人にもお刺身アートは作れるものなのでしょうか?
包丁1本でも作れるが…
mikyouさんがお刺身アートに使う包丁は、柳刃、出刃2本、小出刃、ペティナイフのなんと5本!
mikyouさんがこれだけ持っているのは魚を丸ごと1匹を捌くから必要なわけで、お店で切り身(柵)を買えば、三徳包丁やペティナイフなど包丁1本でも大丈夫とのこと。ただし、とにかくよく研いでよく切れるものを用意することが必要のようです。
まな板は素材が滑りにくい『木』が良いそうです。
その他には、血合いをきれいにするための歯ブラシ、魚を保存する時に空気を抜くためのストロー、骨抜き、ウロコ取り、千枚通し、キッチンバサミ、盛り箸などを使われています。
お刺身は鮮度が命!
お刺身アートはアートとは言えお刺身なので、食べることが前提!
ということで、作る上で一番心がけていることは『鮮度』!
時間をかけることでさらに繊細な盛り付けができる可能性はありますが、刺身を切って並べてすぐ完成だそうです。
中には…生ものを手でいっぱい触って汚いんじゃないか、という見られ方をすることもあるそうですが…
切って並べているだけなので、実は握り寿司よりも刺身を触っていないんですけどね(汗)。
≪https://ouchi-gohan.jp/1983/≫
お刺身アートの食べ方は自由
普通のお刺身同様、お刺身アートもしょうゆにつけて食べるのもOK、しゃぶしゃぶにするのもOKです。
mikyouさんのお子さんは、ごま油塩、マヨネーズをつけてバーナーで炙ると喜ばれるそうです。
mikyouさんのお刺身アート紹介
mikyouさんの一番のお気に入り(2018.11.28時点)
海外の方から反響が大きかったアリエル
お刺身アート初心者におススメのモチーフ、アゲハ蝶
※魚を捌いた後、5~10分くらいで作ったそうです。
mikyouさん2018年ベスト9
yucafeのお気に入り
スポーツ
お刺身アートは素人パパの作品!織姫やアリエル驚きのクオリティー、まとめ
七夕の織姫…別の投稿に彦星もいて、ふたりのシーンもあります。
ぜひmikyouさんのInstagramでご覧くださいね。
私はもっぱら見る食べる専門ですが…
本当に食べるのがもったいない芸術作品ですよね。
Instagramを遡るとお刺身アートを作る前の『姿造り』の写真がいっぱいありますが、それもとんでもなくスゴくてプロの料理人かと見紛うばかりのクオリティーです。
mikyouさん、これから作ってみたいお刺身アートに『ガンダム』と答えているものもあれば、『作品を楽しみにしている方のために内緒』と答えている記事もあって…(笑)
どちらにしても、楽しみにしたいと思います。