子育て

夫が産後うつ?パパがなる『パタニティブルー』症状と4つの対策

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マタニティブルーやママの産後うつという言葉はかなり浸透してきましたが…

パパの産後うつパタニティブルーという症状に悩むパパ(特に新米パパ)が増えています。

今回は、このパタニティブルーについて、原因や症状、そして乗り切るための対策、対処法をまとめました。

パタニティブルーとは?マタニティブルーとの違い

まず、この言葉を聞いて

yucafe
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いやいや、パパだからパタニティーって、そんな安易な和製英語みたいなんつけて。

と思った私…(いや、そう思ったのは私だけではないと思う…)

ところが・・・
パタニティー(paternity)とは、『父たること、父性、父系』という意味の英語!
そう、マタニティー(maternity)=『母であること、母らしさ』の対になるれっきとした言葉でした。

では、

パタニティブルーとは?

1987年にエール大学で児童精神医学を研究しているカイル・プルーエット(Kyle Puruetto)教授が発表した論文にあった症状。
赤ちゃんが生まれることで、環境の変化、育児への不安、父親としての責任や負担などから情緒不安定になる状態を言い、産前から生後6ヶ月ぐらいまで続く人もいる。
2010年アメリカの医師らの調査で、産前産後のパパの約10%が発症しているという結果も出ている。

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いつも頼りにしてるWikipediaにも、まだ載ってない言葉なのです!(2019.2.10時点)

と思っていたら…
なんと、マタニティブルーもWikipediaには載ってませんでした!
※『マタニティブルー wiki』でググると『育児不安』が一番上に出てきます。

マタニティブルーとは

weblio辞典によると、マタニティブルー(ズ)とは…

出産直後から数日後までの一時的な気分の変調で、約25~30%の人が経験するといわれます。イライラする、ちょっとしたことで涙が出る、気分が変わりやすいなど。不安や緊張、集中力の低下、疲労感や食欲不振、頭痛、夢をよく見るなどを訴える人もいます。でも、これは一時のこと。2週間くらいで自然に落ち着いてくるし、特に治療も必要ありません。でも、中には「産後うつ病」を発症する人もいるので、2週間以上たっても心身の変調がおさまらない、症状が強いなどの場合は医師(お産を扱ってくれた主治医や精神科医、心療内科医など)や助産師・保健師に相談してください。
≪https://www.weblio.jp/content/マタニティ・ブルー≫

ここにも書いてますが正確には、マタニティブルーと産後うつは別モノです。『マタニティーブルー』は一時的な症状で、それが2週間以上続くことを『産後うつ』と判断します。

なので、パパの場合も症状が長引くときは、しかるべきところに相談、受診することをおすすめします。

パタニティブルーの症状

ママの場合は、妊娠、出産と自分の体やホルモンの変化によって、精神的に落ち着かないのも理解できるし、『もしかしたらマタニティーブルー産後うつ?』と本人も周りの人も気付きやすいかもしれないですが、生んだワケでもないパパには、いったいどんな症状がでるのでしょうか?

パタニティブルーかも?こんな症状に注意!

特に新米パパにこんな様子が見られたら、パタニティブルーの症状が出始めているのかもしれませんので、気にしてみてください。

  • 眠れない、寝つきが悪いなど睡眠障害
  • 食欲がなくなる
  • 特に原因が思い当たらない頭痛
  • 不安、イライラ、無気力など精神的に不安定
  • 疲れやすい
  • 子ども、ママに興味がなくなる、、、など。

症状としては、マタニティーブルーやママの産後うつと似ています。
ただ攻撃的になる側面もあるので虐待やDVに繋がる恐れもあり、ママの産後うつマタニティブルー以上に注意が必要です。

yucafe
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子どもが二人目以降の場合でも、こんな症状が出たら『まさか、〇人目なのに…』って思わずにパタニティブルーを疑ってみてね。

 

こんなパパ、プレパパは特に注意が必要!

・責任感があり真面目
・頑張りすぎる
・完璧主義

yucafe
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イクメンなんて言葉に刺激されて頑張りたいのはありがたいけど、それがプレッシャーにならないといいけどね。

 

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パタニティーブルーの原因は?

ママの場合は、体やホルモンの変化が大きな原因としてあげられますが、パパの場合はどんなことが原因として考えられるのでしょうか?
ここでは主な原因として考えられることを4つあげます。

パタニティーブルーの原因①ママとの関係の変化

一人目の妊娠中はまだまだラブラブで、「かわいい赤ちゃんがいる生活」に夢を描いていたパパとママ。

でもいざ生まれてみると…ママは赤ちゃんのお世話にかかりっきり。パパのお世話は2の次3の次、しかもラブラブな二人の時間も取れず、コミュニケーション不足に。

さらにママは『産後のガルガル期』突入(笑)

自宅に帰っても、孤独感、疎外感を覚えてしまうパパは、ストレスを抱えてしまう可能性が高いですね。

産後のガルガル期とは…産後のホルモンバランスが不安定なために起こる、赤ちゃんを守るためにその他に対して攻撃的になってしまう期間のこと。

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特にやさしいパパや空気を読むパパは…『ママが赤ちゃんのお世話で大変な時に、自分まで負担をかけちゃいけない』って、ママに相談できなくて、ストレスを貯めちゃうんですって。

パタニティーブルーの原因②仕事と育児の板挟み

世間的に『パパの育児参加』を推し進めている一方、まだまだ一般的な会社でパパが育児を理由に休んだり、早退したりはハードルが高いですよね。

同僚や上司も口では「パパとしてしっかり…」とか言いながら、「子どもが体調不良で…」なんて言おうものなら「奥さんがいるだろう…」といい顔をしないのはよくあることです。

そんな『育児より仕事を優先』しない男性への職場での風当たりと、パパとしてママを支えたい気持ちの板挟み状態に陥いってストレスが貯まってしまうのです。

 

パタニティーブルーの原因③赤ちゃん中心へ生活環境の変化

・夜泣きで夜中に何度も目が覚める(おっぱいやミルクをあげなくても目が覚める)
・自宅で趣味の時間が取れない
・今までやったことがない家事をやらなければならない
などなど。

そもそも…赤ちゃんがいるっていうこと自体、初めてのことですからね。
赤ちゃんにまつわること全て初めてな上に、これまで普通にやれていたことが出来ない生活環境になるワケです。

肉体的にも精神的にもダメージをうけるんですね。

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パタニティーブルーの原因④育児への不安(父親としての責任感)

生まれたばかりの赤ちゃんをかわいく思うのは、パパも同じです。
だからこそ、「ちゃんと子育てできるのか?将来は?」と不安になってしまうパパもいます。

単純に…抱っこやミルクのあげ方など慣れないお世話に対しての恐怖感もあれば、大黒柱として家族を支える経済的な問題などがプレッシャーとなり得ます。

yucafe
yucafe
育児を頑張る…のもわかるけど、ママのサポートぐらいの気持ちでいてくれたら、その方が助かりそうな気もする。。。

 

パタニティブルーの対策

産前から産後について話し合っておきましょう!!!

と言いたいところですが、楽しいイメージの話はできても、苦労や辛いことはなかなか想像できないですよね。
今、これを読んでいる方も、ママやパパになってから、このパタニティーブルーについて知ったんではないかと思います。

では産後にパタニティーブルーにならないための予防や対策、対処法はどんなことがあるでしょうか?

パタニティブルーの対策①ママとのコミュニケーション

何よりも大切なのが、コレ!!!

パパとママのコミュニケーション

です!!!

コミュニケーションって言っても、難しく考える必要はありません。
普段の忙しい生活の中で、どうすればいいのかわからないママ、パパには、下のコトを特に意識してみてください。(全部は無理なら1つだけでも、変わってきます!)

・少しでも二人だけの時間を持つ
・お互いに感謝の言葉をかける
・ふれあう
・下の名前で呼びあう

yucafe
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要は…恋人だった頃に戻る時間を持つってことね!

下の名前で呼ぶのは、手間はかからないしとってもいい方法なんですよ。
どうしても子供ができると『パパ、ママ』呼びになっちゃいますが…
下の名前で呼ぶだけで愛情ホルモンの『オキシトシン』が分泌して(イギリスで研究あり)、絆が深まります!

パタニティブルーの対策②比べない!

これはもう…これから子育てをするうえでもとっても大切なことなんですが

他人と比べない!

パパが慣れない子どもの世話や家事をした時に…その過程や結果を
・他のパパと比べない
・ママ(奥さん)と比べない

もちろん、ママも比べていらんひと言を言わないようにしてくださいね。

パタニティブルーの対策③ストレス発散

『子どもができたことがストレスなんて、とんでもない!』
そう思ってしまうと、誰にも相談できずにどんどんストレスはたまっていく一方です。でもママにだって、子育てをストレスに感じることもあります。(よね?私はあるっ!!!)

『初めての育児、初めての家事なら(環境の変化)ストレスもたまるハズ…』
それぐらいの気持ちでパパ自身もいてほしいですし、周りもそういう目でみてほしいですよね。

そして…ストレスが発散できることをやってもらいましょう。
一番かんたんなのは…

・一人の時間を作ってあげる

ことではないでしょうか。

週に1回でも、月に1回でも『家族のことを忘れて好きなことに没頭できる時間』があるとわかっているだけで、他のこともガンバレる気がしませんか?

yucafe
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これ、確実にママにも必要なこと!ですけどね。

 

パタニティブルーの対策④完璧を目指さない

そもそも…子育てに完璧なんてないですからねっ!!!
父親として完璧って、どういう父親なら完璧なんですか?ってハナシです!

よく言われてる『赤ちゃんが1歳なら、ママも1歳』ですよね。

赤ちゃんが1歳なら、パパも1歳なんです。
昨日よりできることが増えた、前回より上手にできた!
これで十分ではないでしょうか。

以上のパタニティブルーの対策は、マタニティブルーの対策にもなりますし、それぞれにならないための予防にもなります!

yucafe
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書けば書くほど…パパだけじゃなくて、(マタニティブルーにならないために)ママにも必要なことなんですよね!
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世間のママはパタニティブルーをどう思ってる?

 

パパのこんなつぶやきも…

yucafe
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うちの長男は生後3ヶ月ぐらいまでは、昼夜問わず1時間に1度は起きておっぱいを欲しがりました。だから、いつでも私はフラフラ。

だんな様は赤ちゃんのお世話については、ほとんどノータッチでしたしね。(オムツ替えぐらいは頼めばやってくれる程度。)
だから一度、夜中に授乳しながらだんだん腹がたってきて、手元にあったティッシュペーパーの箱を、寝ているだんな様に投げつけたことがあります。(起きませんでしたけどね。)

今思えば…それぐらいお世話に関しては気にしないでいてくれてよかったのかなと思ってます。(いや、実際は気にしてたかも知れないですけど。)
下手に夜中に起きてウロウロされて、翌朝に「寝不足だ…」とか言われたり、変に機嫌が悪かったりしたら、さらにツラいし腹がたっただろうから。

 

パタニティブルーとは?【パパの産後うつ】症状と4つの対策について、おわりに

ポイントは3つ

・パパにも産後うつがある
原因も対策も「ママとのコミュニケーションがカギ!
・完璧な育児を目指さない

確かに…わざわざこんな言葉を使ってまで広げることか、マタニティーブルーのママにさらにパパの問題まで負わせるのか…と云った声が聞かれているのも事実です。

しかし2015~2016年の調査で『妊産婦の死因第1位は自殺』で、その3割が産後うつが原因とされていることを考えると、このパタニティーブルーも認知されることで、周りの人が早く気付いてあげられたら、最悪の事態は避けられるのではないでしょうか。

子どもにとって、パパとママが仲良くしていることが何よりもシアワセなことだと思います。

yucafe
yucafe
原因や症状はママもパパも似たようなものですが…大きな違いは、『自分のお腹にいた』『十月十日をかけて我が子を実感ていた』という事実だけなのかな、と思います。
その事実が大概のママにとったら辛さや不安を乗り越える力になりえますが、それがないパパ、特に真面目なパパはパタニティーブルーの症状がでやすいのかも知れないですね。

正確には…マタニティーブルー、と、産後うつ(ママ)は別モノです。

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