インフルエンザが猛威を振るってますね。
普通の風邪と同様に、症状として咳やくしゃみがありますが、そんな時
「咳やくしゃみをするときには、口に手をあてて!」
って、親に注意されてませんでした?
なんとそれは正しくない方法で、しかもやっているのは日本だけ、だそうです。
では正しい方法とは何でしょう。
それが今回お伝えする『咳エチケット』です。
Contents
咳エチケットはインフルエンザ感染を予防する対策
風邪も含め、感染を予防するためにやることと言えば、まずは『うがい!』と思ってましたが、これも最近では違うようです。
①手洗い
②うがい
③マスク
④予防接種
・質のいい睡眠
・人込みを避ける
そう、一番の対策として重要なのは『手洗い』なんです!
それは感染経路を考えたら納得できます!
インフルエンザは飛沫感染より接触感染に注意!
これまでは感染者の咳やくしゃみの飛沫感染が主な感染経路…という認識だったんですが、それよりも多いのが接触感染…ということがわかってきました。
そうなんです!
『咳やくしゃみをするときには口に手をあてて!!!』という注意、これこそが接触感染の元凶と言っても過言ではない行動なのです!
<具体例>
①感染者が咳やくしゃみをするときに手で口や鼻を押さえる
↓
②その手で周りの物(ドアノブ、つり革など)に触れてウイルスが付着
↓
③別の人がその物に触ってウイルスが手に付着
↓
④その手で口や鼻を触って粘膜から感染、またはその手で食事をする
ということで・・・
感染しないためには、④の前に『正しい手洗いの励行』が必要なんです。
咳エチケットとは?
そうなんです!
インフルエンザ感染、蔓延を防ぐためには、まずは手にウィルスや菌が付かないようにすることが大切!ということで…厚生労働省が平成29年から進めている『咳エチケット』というのがあります!
咳エチケットとは・・・
インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。 「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。
≪引用元:厚生労働省ホームページ≫
いや、普通やん…って思いました?思いますよね(笑)
マスクとかティッシュとかで口や鼻を押さえるって普通やん…って。
でもそのあとの『袖(そで)』って…昭和初期の子どもみたいに、袖口を鼻水でガピガピにする感じの?って私は思ったんですけど…
どうやって袖を使って、口や鼻を押さえるか想像できますか?
咳エチケットの正しいやり方
下のイラストの3.が『袖を使って押さえる』正しいやり方です。
咳エチケット、お子さんにわかりやすく伝えるには
最近のお子さんには、去年はやったこの『USA』の最後の決めポーズ…と教えた方が伝わりやすいようです。
咳エチケット pic.twitter.com/so6w1NNVlz
— Shungo Y (@bizarreID) February 7, 2019
ちょっと笑っちゃいますが…海外では、このポーズが定番だそうです。
アメリカ在住のお友達から、こんなお話を聞きました!
それでも最初は学校で咄嗟の時手で覆ってしまい、先生に注意されたと言っていました💦
(普段マスクする人はいない国ですが、それでも日本みたいなインフルエンザ大流行はしないです🙆♂️)
先生に注意されるレベルって( ̄▽ ̄)
本当に浸透してるんですね。。。
『咳エチケット』のお手伝いに『進撃の巨人』
海外では当たり前なレベルの『袖で口や鼻を押さえるポーズ』なのに、日本では全く浸透していない『咳エチケット』ですが、日本でも遅ればせながら、平成29年からこんな取り組みがなされています。
厚生労働省の『咳エチケット』啓もう活動に人気アニメ『進撃の巨人』も一役買ってくれてます。
【学生・社会人の皆さまへ】
電車や職場、学校など、人が集まるところでは、感染症対策のため #咳エチケット の徹底を!咳・くしゃみをするときは、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖で口・鼻を覆いましょう。https://t.co/b2AN2pZSdT#進撃の巨人 #AttackOnTitan #厚生労働省 #進撃の咳エチケット pic.twitter.com/Cpwt8jbalJ— 厚生労働省 (@MHLWitter) February 7, 2019
※厚生労働省ホームページでこの画像がダウンロードできます!
【間違った #咳エチケット をしていませんか?】
咳やくしゃみをするときに、素手でおさえたり、何もしないで、咳やくしゃみをしていませんか?マスクやティッシュ・ハンカチ、袖で、口・鼻を覆う正しい咳エチケットで、感染症の拡大予防を。https://t.co/b2AN2pZSdT#厚生労働省 #進撃の咳エチケット pic.twitter.com/Lu3NjKxvn4— 厚生労働省 (@MHLWitter) February 5, 2019
2019年夏にも流行したインフルエンザ
2019年は夏にもインフルエンザが流行した地域がありましたね。
とめっちゃ不思議だったので調べてみたところ、びっくりなことがわかりました。
インフルエンザは一年中起こる感染症?!
よく昔から『夏風邪は治りにくい』って言われてませんでした?
それ、実は風邪ではなくて『夏のインフルエンザ』…なんだそうです。
1990年代にインフルエンザの検査キットが登場し、夏風邪のような症状を抱えた患者さんを検査するとインフルエンザの陽性反応が出て、春に似たような症状のある方に検査をするとこれまたインフルエンザの陽性反応が出た。
つまりインフルエンザは…
一年を通して起こる感染症
ということなんです!
インフルエンザに2度以上かかる理由
もともとインフルエンザは、A型、B型、そしてC型があるんですって…
ご存知でした?
ただしC型は『感染しても風邪程度の症状で、多くの人が免疫を持っている』らしく、ほとんど問題視されてないんですね。
例年では1度インフルエンザにかかれば、その冬の間はかからない・・・と言われることが多かったんですが、2018~2019は2度、多い人は3度かかる可能性がある、とか。
今年のインフルエンザはA型2種類、B型2週類の計4種類のタイプ、という予想がでていました。
2018年から2019年にかけては、『シンガポールA型/H1N1』と、『香港A型/H3N2』のA型2種類と、『プーケットB型(山形系統)』と『テキサスB型(ビクトリア系統)』のB型2種類の合計4種類の流行が予想されています。
≪引用元:DDまっぷ『インフルエンザ特集2018 / 2019 流行と予防接種について』≫
つまり、A型にも2つの型があるのでそれぞれの型に感染する可能性があり、さらにB型にも感染することで、ひとつのシーズンで3回感染してしまう可能性がある…ということです。
【松本浩彦医師】インフルエンザ猛威!今年は2回以上かかる人も/ドクター備忘録/オピニオンD/デイリースポーツ online https://t.co/jHKno0xDoc #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) February 5, 2019
咳エチケットとは?インフルエンザ対策で口に手を当てちゃダメな理由、まとめ
・うがいより『手洗い』が重要
・手以外で口や鼻を押さえる
・マスクやティッシュがなかったら『USA』のポーズで!
です。
多少下火になった風にも見えるインフルエンザですが、これからが受験本番の方も多いかと思います。
質のいい睡眠や人込みを避けるなど免疫力をアップして、かからない対策も重要ですが、人に移さない対策も頭に入れておくことが大切ですよね!
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