猿まわしでお馴染みの『ゆりありく』のニホンザル”りく”(19才)が、4月15日午前1時に心不全で亡くなりました。
18年一緒だった女猿回し師の”ゆりあ”が自身のTwitterでコメントを発表しています。
今回は、天才サルと言われた”りく”と猿回しについてお伝えします。
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ゆりあさんのTwitterで”りく”の訃報を報告
『最後は私の腕の中で眠るように旅立ちました。
18年もの間、いつも隣にいることが当たり前だったりくがいなくなった事、未だ実感がありません。』
— ゆりありく (@yuri30riku10) April 5, 2019
所属事務所の広報は「よくこの日まで頑張ってれたという感じです。この数ヶ月はゆりあと一緒にゆっくり暮らせたと思います。そういう意味では幸せだったのではないでしょうか」と話しています。(東スポwebより)
日光さる軍団サイトにも…
日光さる軍団公式サイトにも『りく 訃報に関するお知らせ』としてアップされています。
太郎次郎一門のゆりありくコンビのさるのりくが、4月5日の午前1時に心不全のため永眠いたしました。
これまでご厚情をいただきましたファンの皆さま及び関係者の皆様に深謝とともに謹んでご報告いたします。
なお葬儀におきましては日光さる軍団特設葬儀場にて4月8日9時よりしめやかに行わさせていただく所存でございます。
太郎次郎一門代表 村崎太郎
鈴木由梨亜
葬儀は
“りく”の葬儀は8日午前9時から日光さる軍団特設祭儀場で執り行われます。
りく葬儀の様子
栃木県日光市の日光さる軍団劇場特設葬儀場で予定通り8日に営まれました。
ゆりあは「私たちは生まれた場所も違えば、種も違いましたが、隣にいることが当たり前の存在でした」と、人間とおさるという違った生物でありながらも、芸道をまい進したコンビとして、その存在の大きさを語る。
「私たちのネタで『お墓参り』というのがあって、お墓に入ったりくが、お参りに来た私の目を盗んで、お墓から出てきて、お供え物を食べるというのがあるんですが、もう、りくが出てこないと思うと寂しい限りです」と涙をにじませた。
~中略~
ゆりあは「元号が変わり、2人で『令和』を迎えられると思ったのですが、新しい時代に入って、寂しい思いをするよりかはと、りくに背中を押してもらったと思っています」と気丈に語る。
葬儀にはゆりあの師匠である猿まわし師の村崎太郎も出席。村崎は「りくは非常に優れた猿でした。私の相方だった初代・次郎が昭和の終わりとともに旅立ち、そしてりくが平成の終わりとともに旅立ちました。感慨深いものがあります」と弟子たちに賛辞を送った。
最後にゆりあは「確かに高齢ではありましたが、まだまだ、生きてくれると思っていました。りくを超えることは難しいと思いますが、私も今後、りくを絶対に超えていかないといけないと思っています」と涙ながらに誓った。
≪http://news.livedoor.com/article/detail/16283633/≫
今後、劇場に献花台などを設置予定とのことです。
猿回し”ゆりありく”とは
■りく
性別:雄
生年月日:1999年6月7日
出身:長野県
特技:タップダンス(猿では世界初)/片手逆立ち
趣味:かぶりもの/スナックエンドウの早食い
2000年6月女芸人”ゆりあ“と、猿では世界初のタップダンスを得意としたニホンザル”りく“でコンビを結成、愛嬌たっぷりの漫才やコントを見せていました。また”りく”のドロップキックは大人気!
特徴は、ボケとツッコミを巧みに演じ分け、時事ネタも盛り込んだコントができることで、大道芸的な要素が強い猿まわしを笑いをとれるコンビ芸に発展させたところです。
『爆笑レッドカーペット』『めちゃ×2イケてるッ!』など多数の人気テレビ番組にも出演、ライブや寄席、大道芸の猿まわしでの巡業もこなしていました。
りくは高齢猿
りくは人間に換算すると70歳近くの高齢だったようで、今年の年明けからは体調を崩しお笑いライブを欠席、そして5月には引退することが決まっていました。
これがゆりありくTwitterでの最後の”りく”の画像です。
りく様と奈良県十津川村に来ています!景色最高!温泉最高!
皆様も十津川村へGO〜🚗 pic.twitter.com/a4PU0iVDKT— ゆりありく (@yuri30riku10) January 2, 2019
【動画】ゆりありく最後の舞台にかける想いを語る~芸術祭参加公演「ゆりありく猿まわしの世界」~
去年の10月にアップされた動画です。
最初の自己紹介のシーンだけ見ても、スゴさがわかりますね。
息がぴったりだし、ツッコむタイミングとか完璧です!
この中で、ゆりあさんが「GWから”りく”の引退興行として始めて…」と語っているので、それが終わってから体調を崩したんですね。
ゆりあ、ひとりでライブへ
4/19に開催された『タイタンライブ4月公演』に、残された女芸人ゆりあがひとりで登場し、ライブのエンディングで次のように語りました。
ゆりあは「天寿を全うしました。『タイタンライブ』には50回以上出させていただいて、私もりくも成長しました」と感謝。爆笑問題の太田光から「猿まわしじゃなくて、猿のブス回しだもんな」とイジられると「この間ごあいさつさせていただいた時も、その後に(ラジオで)『とんでもないブスが来て』って言っていましたよね」と抗議した。
~中略~
今後の活動については、ゆりあが「どうしたらいいんでしょうか。私は、りくと今までやってきたことをつないでいかないといけない。これからも頑張りますますので、よろしくお願いいたします。応援していただいたみなさん、ありがとうございました」と意気込んでいた。
≪https://www.oricon.co.jp/news/2134050/≫
猿まわし【ゆりありく】の天才サル死去!最後の画像と動画紹介、おわりに
18年一緒だった相方がいなくなる…って、全く関係のない私が考えても辛いですよね。
ゆりあさんのコメントの『これからどうなるか不安です。』はその通りだと思います。
動物にこの言葉を使うのかどうかはわかりませんが…ご冥福をお祈りいたします。